海外展開

ライセンス活動

積極的なライセンス活動の推進

新薬候補化合物の導入を目指したライセンス活動については、既存品および開発パイプラインも考慮した事業戦略性 / 効率性が高い化合物、あるいは医療ニーズの高い疾患に対する魅力がある化合物の導入を目指して引き続き積極的に活動し、継続的な新薬上市に繋がる開発パイプラインの拡充に努めています。
2016年度には、IDACセラノスティクス社が医薬品化を目指して開発中のヒト化抗CD4抗体「IT1208」について、優先的に評価し、ライセンス交渉するオプション契約を締結しました。さらに、ベルギーのセリアド社が欧米で開発中のナチュラルキラー細胞受容体NKG2Dを用いた他家CAR-T細胞「NKR-2」を、日本・韓国・台湾で独占的に開発・商業化する権利を取得しました。同時に、自社創製の新薬を世界中の患者さんにお届けできるよう提携企業への導出活動にも注力しており、米国ギリアド・サイエンシズ社に導出したONO-4059(Btk阻害薬)や参天製薬株式会社に導出したONO-9054(FP/EP3デュアル作動薬)などの開発が、パートナー企業の下で進められています。
2017年度には、米国アレイ社が開発中のMEK阻害剤「ビニメチニブ」とBRAF阻害剤「エンコラフェニブ」について、日本・韓国で開発・商業化するライセンス契約を締結しました。また、生化学工業株式会社と、同社が開発中の変形性関節症治療剤「SI-613」について、日本における共同開発・販売提携に関する契約を締結しました(「SI-613」は腱・靭帯付着部症でも開発を進めています)。一方、かねてより提携関係にある米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社との協働活動をさらに拡張し、当社が創製し、開発中のプロスタグランディンE2(PGE2)受容体の一つであるEP4受容体の選択的拮抗剤「ONO-4578」に関して、日本・韓国・台湾・中国・ASEANを除く全世界における開発および商業化の権利を、同社に供与しました。
継続的に積極的なライセンス活動を推進することにより、開発パイプラインの拡充と、自社創製の医薬品を海外にも展開する取り組みを着実に進めています。